JRAが発売している馬券の種類と特徴

2018年6月25日競馬コラム

馬券の種類

JRA(日本中央競馬会)が発売する馬券は以下の通り。

以上、全9種の馬券を発売しているが、それぞれを簡単にまとめてみたいと思う。

その名が示す通り1着になる馬を当てる馬券。馬券の中では一番シンプルかつ予想もしやすいとされている。

勝った馬が1〜3着(7頭立て以下の場合は2着内)に来れば的中となる馬券。単勝同様にシンプルな馬券だが、3頭が的中となるので単勝よりもオッズはその分低いものとなる。

出走頭数が9頭以上の際、1〜8枠のうち1着と2着の組み合わせを当てる馬券。同じ枠同士の馬で1〜2着となった場合は、いわゆるゾロ目馬券が的中となる。

1着と2着の馬を当てる馬券で、例えば8番が1着、5番が2着なら着順問わず5-8の組み合わせが的中となる。

基本的な買い目は馬連と同じだが、選んだ組み合わせが1〜3着に入れば的中となる馬券。上記馬連を例とするならば、馬連は1着2着でないと的中しないのに対し、ワイドは1着3着、2着3着でも的中となる。

1着と2着の馬の順番まで当てる馬券。先の馬連を例にすると、8-5の組み合わせが的中で、5-8はハズレとなってしまう点に注意。的中させるのが難しい馬券だが、その分オッズは高くなる。

1〜3着の馬を順番問わず当てる馬券。3頭を的中させる必要があるので、他の馬券よりもやや難しい一面が見られる。

1〜3着の馬の順番を当てる馬券。WIN5を除けばもっとも的中させるのが難しい馬券で、18頭立ての場合の的中確率は1/4896というとんでもない数字になる。ただしその分、的中した際の配当はズバ抜けて高い。

JRAの指定する5レースの1着馬を全て当てる馬券で、的中難易度は3連単以上。現在はPAT会員のみしか購入できない。

単純計算すれば複勝が一番的中確率が高くなるが、当たりやすいかどうかはまた別問題。

例えば単勝馬券を3点買うのと複勝馬券1点買った場合の的中確率は全く同じになるワケだが、この部分は競馬ファンの予想力によって大きく数字が異なってくるので、一概にこうだとは言えないと思う。

とは言っても、確率的には複勝一番当てやすい馬券であることは誤魔化しようのない事実なので、競馬初心者や、とにかく馬券を当てて競馬を楽しみたいという人はこの複勝馬券から始めてみるのがいいだろう。

少ない投資で大きな利益を得たいと夢見るのであれば、これはもう3連単馬券にかなうものはない。

WIN5も「当たれば」大きい配当を得られるかもしれないが、こちらの的中確率は宝くじとまではいかないにしても非現実的な数字になるし、5レースワンセットの単位で購入する特殊な馬券なので、本気で当てにいこうとするならば、予想力だけでなく相応の資金力が必要になるのであまりオススメはできない。

もっとも、完全な遊び感覚で買う分ならその限りではないが、5レースの初っ端でハズレてしまえば、仮にその後のレース全て的中したとしてもハズレとなるので、楽しめるかというと微妙な気もしないでもない。

それに対し3連単ならば、他の馬券同様1レース単位で買えるのだから、的中のチャンスはWIN5よりもずっと増えるだけでなく、WIN5以上の高配当が出ることも珍しくはないので、夢を見るには3連単の方がオススメだ。

競馬ファンにしてみれば、馬券が的中しまくって大金が転がり組んでくることが一番の夢である。

ただし所詮「夢」は「夢」にしか過ぎない。現実はどんなもんかというと……恐らくほとんどのファンは身を持って体感しているだろう。

そう、そんな簡単に夢が叶うほど競馬は甘くはないのだ(笑)

一攫千金の夢を見ることは悪いことではないし、それぐらいの夢を持って馬券を買った方が競馬は面白いのは確かだが、ここで注意して欲しいのは、あまりにも競馬にイレ込んでしまい、冷静な判断力を失ってしまうことである。

また、当たりもしないうちに、当たってからの妄想を持つことも精神衛生上よろしくない。

競馬に限らず、ギャンブルの世界は大多数の人が負ける仕組みになっている。極論を言えば勝つことが不可能な世界なワケであり、勝つことを前提にあれもこれもと欲を出してしまうと、たちまちギャンブル依存症に陥ってしまうからだ。

そうなってしまっては競馬で楽しむどころの話ではなくなるし、最悪、自分自身の人生をダメにしてしまうことにもなりかねないので、馬券の購入はほどほどに健全な精神を持って馬券を購入するようにしよう。

2018年6月25日競馬コラム

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