世界の舞台に出る日本の競走馬

競馬コラム

海外の競馬、というと最近ではインターネットで多く情報が入るようになったものの、以前は情報も少なく、ましてレースを生中継で見ることなど夢の夢でした。

 

ここ数年、1年での日本の競走馬の海外遠征は50回近くに上っています。そんな海外のレースに出場する日本の競走馬の応援にも熱が入ります。

 

しかし、日本ではウィリアムヒルなどのブックメーカーが競馬ベッティングを提供していて、多彩な海外レースの馬券も買えるようになっています。ブックメーカーではレースを豊富に取り揃えており、魅力的なオッズで勝ち馬を予想できます。旅行業界では、海外競馬レース観戦ツアーなどユニークな旅行商品も登場しており、ニュースサイトも数多く充実してきたことで海外競馬がますます身近になりました。

 

そんな手の届きやすくなった海外競馬と日本の競走馬の関わりを見てみましょう。

 

写真:Unsplash.com

日本の競走馬は世界で通用するのか?

日本の競馬は世界でもレベルが高いのをご存知でしたか?確かに、凱旋門などの海外の大型レースでは日本の馬は勝てていません。実はこれは主に、芝コースが中心となるヨーロッパでの話です。

 

芝とダートでは馬に求められる特性や能力が大きく異なります。芝であれば、走りやすいためスピードが求められ、ダートであれば蹄が土にめり込むためパワーのほうが重視されます。

 

日本の競馬はヨーロッパと同じく芝中心ですが、その硬さ、短く刈り込んでいるコースの性質により、ヨーロッパの馬にとっては非常にハードモードなコースとなっています。かたや日本の馬が海外に遠征に行くと、ヨーロッパの芝は柔らかく重いため、なかなかうまく馴染めないのが日本馬が海外で勝てていない大きな理由の一つでもあります。

 

海外で活躍する日本の競走馬

とは言え、日本の競走馬が全く海外で活躍していないのかと言えば、そんな事は全くありません。2021年は特に、日本の競走馬が大活躍を見せました。戸崎騎手が乗るピンクカメハメハがサウジダービーで1着に輝いたのは記憶に新しいでしょう。

 

写真:Unsplash.com

 

海外競馬といえば、4マイル2ハロン74ヤード(約7キロ弱)に渡って繰り広げられる世界一過酷と言われる障害レース、グランドナショナルも見逃せません。毎年3月~4月にかけて開催されています。実はこの世界一の障害レースにかつて1度だけ、日本の競走馬が参加しています。中山大障害を4勝したフジノオー、1966年のこと。結果は30あるうちの15個目の障害の飛越を拒否してあえなくリタイヤとなってしまいましたが、大きなハンデを背負ってのレース出場だけでも快挙と言えるでしょう。

 

他にも海外レースは盛りだくさん、日本の競走馬の出走も年々増えています。今後の活躍に期待!

 

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Posted by 馬券坊主