デアリングタクトさん、オークス時から30キロ増量してさらにパワーアップ！

福島県のＪＲ郡山駅から車を４０分ほど走らせた静かな山中にあるテンコー・トレーニングセンター。
その一角、ノルマンディーファーム小野町で、史上２頭目の無敗２冠牝馬デアリングタクトは、つかの間の夏休みを過ごしている。

　「馬体重はオークス優勝時（４６６キロ）から３０キロくらい増えています。それでも（調教メニューを）詰め込むよりは、馬体を緩めた方が体質もしっかりして成長しますから。
今年は気温がそれほど高くないので、夏バテもなく順調にきています」

　調教主任の池田浩之氏（３６）が現状を説明する。
馬体はふっくらしているが、トモ（後肢）の踏み込みの力強さはさすがだ。何より驚かされたのは落ち着きぶりで、見知らぬ記者が馬房に近づいても干し草をむしゃむしゃ。
テンションが高い競馬場での雰囲気とは正反対だった。

　「このオンとオフの切り替えがすごい。ずっとピリピリしていると筋肉も硬直してきますし、成長が止まってしまう馬もいるんです。いい意味でだらけてくれるので、体も大きくなります」と池田主任は感心する。
しっかりと調教を積んだ時には牝馬の平均を上回る一日７キロのカイバをペロリ。この旺盛な食欲も強靱（きょうじん）な心身を支えている。

　２歳時に２カ月ほど滞在した際は「目立って何かが抜けている印象はなかった」という。
ただ、のちの活躍を予感させるエピソードがあった。

　「ここの坂路は（砂厚が）結構深いんですけど、脚を取られることがありませんでした。馬が自分の重心をどうするのか、考えながら走っているんでしょうね」

　重馬場の桜花賞、良馬場のオークスと全く違う条件下で強烈な末脚を発揮できたのは、卓越したバランス感覚を潜在的に持っていたからこそだったのだ。

　現在は、ダートコースと坂路を併用して徐々に調整のピッチを上げている。「以前より筋肉のメリハリが出てたくましくなりました。調教でもしっかりとハミに力が乗って、騎乗者を引っ張っていくような感じ。今はフォームを固めて次に進めていく段階です」と池田主任。
今月上旬にも京都府の宇治田原優駿ステーブルへ移動する予定だ。

　秋華賞（１０月１８日、京都、ＧＩ、芝２０００メートル）では、史上初となる無敗での牝馬３冠が懸かる。
「本当にすごい馬です。史上初になるかもしれない馬に関わらせてもらっているのはうれしい。
秋、来年とまだまだ成長すると思います」と池田主任は目を輝かせる。
歴史的な偉業も、希代の名牝にとっては通過点になるかもしれない。（漆山貴禎）

★北海道では夜間放牧も…福島に移動する前のデアリングタクトは、北海道新ひだか町のノルマンディーファームで春の疲れを癒やした。
一旦、馬を原点に戻す意味で、夜間の放牧も行ったという。同ファームの岡田牧雄代表は「さらなる成長を促す意味でも、しっかりとした休養が必要。
夜間放牧をすれば悪いところが全部出てくるし、ステップアップするためには必要なこと」とメリットを説明した。
夜間放牧によって左前脚に軽い不安が見つかったが「治療を優先させて、不安がなくなってから移動した」と同代表は話している。

★ノルマンディーＦ小野町…福島県小野町にあるテンコー・トレーニングセンターの施設を借り受ける形で、２０１３年に開業した育成牧場。
１厩舎１２馬房でスタートし、現在は６厩舎７０馬房。自前の設備としてはウオーキングマシン３台、トレッドミル２台を備える。代表は岡田牧雄氏。

この馬、セリでたったの1200万だったとか信じられない
やっぱり成長力てのは未知なるものがあるんだな

桜花もオークスも道中でブレーキかけさせられてるのにあの脚だからね
トモがしっかりしてないとできない芸当よ

素晴らしい馬

エピファも馬房にいるときは大人しいんだよな
走る時になると嬉しくてテンション上がって消耗するタイプ
デアリングタクトもしっかり血を受け継いでるから強いんだろう

チーム岡田も中々優秀だね
日頃の育成がメンタルにも影響を与えるし

良きスタッフに囲まれていて良かったね

秋華賞の後はどこ走るんだろう？JCか有馬かな？

3歳牝馬は斤量、負荷がない高速馬場ということで速い上がりになるJCは有利に働くからな
エリ女もコース相性良いがJCの方が結果的には良いかも

凱旋門勝てるんじゃないかと思わせてくれる唯一のJRA馬

マジで凱旋門勝てそうな気がする、でも海外行った馬って後々走らなくなるイメージあるから複雑なとこだわ
マカヒキとかダイヤモンドとかもだし

オークスの時点で馬体ヤバかったのに
更に成長したんか

まあレースでは＋10も行かないんだろうけど

>>夜間放牧をすれば悪いところが全部出てくる

こんな裏技があったのか

ムキムキになり過ぎると距離持たなくなるし、あまり体重増やさんで欲しいな

今の時期の30キロはレース出る時だとたいして変わらんだろ

理想は480キロライン、丁度よくなりそう

秋華賞→JC→来年3月ドバイ→宝塚→秋天→JC→有馬
やべぇ、国内GI8勝してしまうかもしれん

秋華賞→JC→来年宝塚→凱旋門賞→有馬
これでも良いか

秋華賞→JC→来年宝塚→キングジョージ→凱旋門賞→引退
これ成し遂げたら伝説

古き良き岡田一族
システマチックより好き

現役馬で夜間放牧ってなかなかリスクしかないからなあ それでも特に問題にしないまきおさんなかなか柔軟な考えのお方だわ これが当歳やデビュー前の馬なら普通なんだろうが

この時期の大幅プラス増って牡馬ならプラスなんだが牝馬って駄目になるパターン多くないか？