骨折して復帰できる馬と安楽死させられる馬がいるけど何が違うんだ？

今の現代医療ならどうにかなるんじゃないの？

現代医療でも無理なのが安楽死させられてるんだろ？
簡単やん

馬は歩けないと蹄が腐ってきて結局苦しんで死ぬからその前に安楽死させる

治療費と
治療後に予想されるその馬の獲得賞金を
ざっくり天秤にかけてみる

骨折の程度の軽重、治療に大金払えるか、腕のいい医者がいるか等々

まあ予後不良診断くだされても生き延びた馬もいるから馬と金によるな

馬って3本足では長期間生きられない
そのタイムリミットまでに完治させられれば復帰
それが望めなければ安楽死

スズカでも安楽死させられるんだからお金の問題か？

単純骨折→治療
粉砕骨折、開放性脱臼→安楽死

骨折にもいろいろある。

一番重傷、あるいは治る見込みのないのが「開放骨折」と「粉砕骨折」。

開放骨折は骨が縦にそって真っぷたつになるやつ。大半の馬はこれで薬殺処分になるけど、1989年のデイリー杯３歳Ｓ(当時)の勝ち馬ヤマニングローバルもレース中に開放骨折を発症している。普通なら薬殺処分なんだけど、真っぷたつになった骨を約５cmぐらいの長さのボルトでくっつけるという大手術で見事に復活した。

粉砕骨折は治る見込みのない骨折。その言葉の通り、骨が粉々になる骨折で天皇賞(秋)で競走中止したサイレンススズカも左前脚粉砕骨折で薬殺処分になった。陣営も“命だけは”という願いはあったけどそれはかなわなかった。

レース後生き残っても、
後でテンポイントやサクラスターオーやサンエイサンキューみたいに
後遺症で予後不良になる場合もあるから難しい問題だ

最近だとどうにもならん骨折をどうにかしようとして結局駄目だったバーバロの例を調べてみればいいよ
10年ちょっと前だからボルト大量に入ってるレントゲン写真も、ずっと宙吊りにされてる写真も、歩けるようになっても脚かばって悪化した情報も簡単に見られるから難しさがよく分かる

ミルリーフとヌレイエフは本来なら死んでた
生かす価値のある馬だからそれ相応の治療が受けられたとか

蹄葉炎や頚椎骨折だけはどうにもならん
ディープですら安楽死せざるを得なかったわけだし
治るなら絶対治すでしょ

サンデーも骨折した脚を庇ってたせいか折れたのと反対の脚が蹄葉炎になって死んでしまったもんな

馬房の藁の下に小石ひとつ紛れ込んだだけでも最悪それを踏んで骨折する
サラブレッドなんだからそのあたりは避けられんよ

そもそも獣医によって診断バラバラだからな
94年春天追い切りで故障のライスが何人にも診てもらって何とか予後不良回避になったし

①レースでの故障後、馬運車が到着した時点で獣医みたいな人が
　予後不良でその場で安楽死とか、この程度の故障ならたぶん治療で大丈夫とか
　判断するの？
②高速馬場で故障が心配、というけど昔（20年前）に比べて予後不良扱いの馬は
　減っているようなイメージはあるけどそれは事実？

アグネスデキシイは骨折からの蹄葉炎を克服して復帰したが
最下級条件で負け続けて、結局勝てずに引退
2歳の時はノボジャックを問題にしないほどの強さだったけどな

すでに指摘されてる内容以外に、歩けないと腸がやられてしまう、というのがあるね
馬は歩く事で腸を動かして、消化を助けているので、歩けなくなると消化に問題が起きる
セントニコラスアビーが、予後不良級の大けがからの治療の途中で、腸がやられて死んでしまったね
怪我の方はだいぶ良くなったのに