【有馬記念】長山オーナーの想い「競馬は夢とロマン」、武豊「漫画の様なストーリー。ファンの声で乗る事を決めた」
再挑戦した平地戦で連勝を決め、夢のプラン実現にこぎ着けた。しかも、堂々のファン投票3位での選出。
長山オーナーの口調にも自然と熱が帯びる。
「ありがたいことだよね。(ファン投票)10万票なんて、いつもの年ならトップでしょう。昨年は10万票を超えたのは1位のキタサンブラックだけだから。本当に感謝しています」
-登録メンバーを見て。
「ライバルはいないな。僕はいつも自分の馬の単勝馬券しか買わないから。今回はオッズも10倍くらいつくんじゃないか」
-平地の2連勝をどう見ているか。
「勝つのは分かっていた。でも、さすがは武君だね。ただ勝つだけじゃないレースをしてくれたよ」
-と、いうと?
「東京の前走は脚を測ったんだよ。直線で2着馬が1馬身差くらいに近づくまで待っていた。
結果は半馬身差だったけど、上がりの脚だけを測った乗り方だった。果たして、どれだけの末脚を使えるかとね」
-有馬記念を見据えていた。
「中山コースはオジュウには合っているしね。いいところは簡単には止まらないこと。そんじょそこらのスタミナじゃないから。3~4コーナーから追い通しでも、バタッと止まることはない。
そう、キタサンブラックと同じように最後に二枚腰を使えるんだ。4コーナー先頭で直線に入ってきたら、(後続に)つかまることはない。今回3着以内なら、この挑戦は間違いじゃなかったと言える」
-そうなると、また次の夢がふくらむ。
「3着以内に入れば、もう来年はドバイ、宝塚記念、凱旋門賞しか使わないつもりだよ」
「オジュウは平地を勝てなくて障害入りしたように、いわば“落ちこぼれ”のようなもの。
でも、頑張ればここまでやれる。今の閉塞(へいそく)した社会で、この馬を見て希望が湧いた人がいてくれるとうれしいね」
-この春の中山GJで障害G1、5連勝を達成。
「もうこれ以上、障害レースでやることがあるのかなと思ったね。障害G1を5勝したけど、これから6、7、8勝しても同じ。でも、平地G1を獲れば6冠と呼ばれるんだよ。これは全然違う」
-平地戦でも勝負になるという目算はあったのか。
「担当の長沼厩務員が『(中山グランドジャンプの)4250メートル走ってもヘロヘロにならずシャンとしている。この馬の心肺機能はすごい』と評価してくれた。
武豊君も4250メートルを走って(推定の)上がり3F36秒台は、普通の馬ではあり得ないと言っていた」
-決して障害レースで強いだけではないと。
「武君が驚いていたよ。背中がずっと沈んで低い走りなのに、なぜ大障害が跳べるのか分からないって。
背中が沈むということは、四肢が伸びて1完歩が大きいということだからね。なぜそんなことができるのか。
それは血統だよ。そして、それは遺伝しないわけがない。オジュウチョウサンが特殊な馬だということが、この有馬記念で証明されると思う」
-「ここで3着以内に入れば、来年はドバイ、宝塚記念、凱旋門賞しか使わないつもり」とのこと。3つのレースを選んだ理由は。
「宝塚記念はファン投票のレースだからね。それと海外の人にオジュウを見せたい。
ドバイとフランスで宣伝しておきたいんだよ。それはもう日本ではサンデーサイレンスの血統はあふれ過ぎているから(オジュウチョウサンはSS産駒のステイゴールドが父)。
でも今、海外はSSの子供を欲しがっている。心肺機能がすごいと分かれば、種牡馬としても高く評価される。そして、ドバイやヨーロッパで1年ごとにシャトル種牡馬として供用されるようにしたいと考えている」
-夢は果てしない。
「もう時効だから言うけど大学が飯田橋にあって、水道橋にある後楽園の場外馬券売り場で馬券を買い始めた。
それから当時5万円もするイギリスの血統書を買って研究した。クラブ法人の馬主になって最初に持ったのがサッカーボーイだったんだ」
「オジュウの母(シャドウシルエット)は繁殖セールで250万円くらいだったかな。サッカーボーイの血統にこだわって、ステイゴールドばかりつけたんだ。兄ケイアイチョウサン、弟コウキチョウサンも走ってくれた」
-常に新たな挑戦を描き続けている。
「僕の頭の中には馬しかない。ギャンブルは夢とロマンと思っている。前へ前へ進んでいくだけ。
後ろ向きになることはない。前進あるのみだよ。ぜひ、皆さんでオジュウを応援していただいて、有馬記念を盛り上げてください」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00000012-dal-horse
競馬以外の取材依頼が多い。条件は厳しいけど、ファンの夢があって面白いんじゃないかな。暮れのG1に強い馬ですしね」
昨年までは同じ週に行われる中山大障害で2連覇を達成。通常の平地競走とは違う障害競走でJ・G1・5勝を含む重賞9連勝を挙げてハードル界の王者に上り詰めた。その後は有馬参戦を目標に掲げ、再転向した平地競走で2連勝。ファン投票で3位に入り、グランプリ出走にたどり着いた。
「体がすごく柔らかくて、頭の低い走り。
僕の中では障害馬っぽくない。1000万を勝っても、全く不思議じゃなかったです。何とか見せ場をつくりたいですね」
挑む壁は高いが、ファンの視線は熱い。
それは何より、平成のこの舞台で何度も名場面を演じてきた名手とのコンビだからだ。
「いろいろありましたね。いいことも、苦いことも。やっぱり、悔しい思いの方が強いですね。2着(8回)が多い」
3勝は歴代トップタイで、いずれも競馬史に残る名馬のラストラン。初Vは90年に競馬ブームの火付け役となった、『芦毛の怪物』オグリキャップだった。
「あのレースは僕の中で大きいです。今でも、語り継がれているほど。この時期になると、毎年振り返らされますし(笑い)。でも、それだけのレースだったということ。まさか、勝つとは思わなかったですから」
下降線をたどっていたアイドルホースを鮮やかに復活させたシーンは、多くのファンを感動させた。
誰も予想できなかった結末に驚きを隠さないが、06年のディープインパクトは対照的だ。
「負けられない、負けちゃいけないという感じでした。
あそこまで自信があったら緊張も大してしなかったし、最後だと思って味わって乗りましたね」
そして、昨年のキタサンブラック。歌手の北島三郎オーナーとのタッグでも話題を集めて、社会現象にまでなった。
「勝ちたいというより、勝たせて花道を飾らせてあげたいという思いが強かったです。前年(2着)に負けていたのもありましたから」
その中からオジュウチョウサンを選んだのは、競馬界の第一人者らしい理由だった。ファンの声だ。
「どれも乗りたかったけど、一頭にしか乗れないから。
やはりファン投票3位というのは大きな要素ではあります。
昔から有馬記念に行くのが夢だったとおっしゃっていた、オーナーの熱意も感じていました」
初めてコンビを組んだ2走前の平地戦から2連勝。
大一番に向けて特徴と、ある種の手応えもつかんでいる。
「500万勝ちの福島が道悪だったから、良馬場の前走でどんな走りをするかと。
少頭数(7頭)で恵まれた面があったし、時計も強調できないけど、思いのほか軽い馬場の方が走りが良かったです。馬自体も良くなっているなと、感じました」
その前走の南武特別で、改めて感じたのがファンの熱気だった。
「ちょうどスタンド前の発走で、ゲート入りの時に拍手が沸いたんです。隣にいた武士沢騎手が『土曜の9Rで拍手なんて、騎手人生で初めてだ』と。歓声もすごくて、重賞並みでしたね」
中山大障害優勝馬の平地G1挑戦は、97年に天皇賞・春に出走したポレール(12着)以来21年ぶり。平地2勝馬が有馬記念を勝てば、83年のリードホーユー以来、35年ぶり2頭目の快挙。さらに7歳の制覇は70年のスピードシンボリ以来、48年ぶり2頭目の偉業だ。記録ずくめのトライを、天才も粋に感じている。
「デビューで大敗(11着)して、その後の未勝利もいまひとつ。一度は競走馬として難しいとされた馬が、新しい道でね。
そこでも一度はしんがり負けして、そこから障害の絶対王者にまでなった。そのままいれば無敵なのに、あえて平地にまた参入。
夢がありますよね。
レースが終わったら、100円の単勝馬券にいっぱいサインさせられるでしょうね(笑い)。ディープもキタサンもそうでしたから」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181216-00000156-sph-horse
有馬記念ということで、特に返し馬の時は少しでも長く歩いてファンにオジュウチョウサンの姿を見せてあげたいという気持ちはあるんですが、結構燃える(イレ込む)性格なんですよね。
僕が平地で乗った2回はまだ我慢できていたけど、それ以前は馬場で歩かせるのも無理だったそうです。当日の落ち着き次第ですかね。
オッズは想像もつかないけど、記念で単勝馬券を100円だけ買う人が異常なまでに多いはず。さすがにオッズにも反映するでしょう。一つ言えることは有馬記念が終わったら、その馬券にサインを求められるってこと。それは間違いない。
僕の有馬記念の成績は、オグリキャップ、ディープインパクト、キタサンブラックで3勝。全て名馬のラストランなんですね。現役騎手で一番多く勝っていると言われますが、2着も8回。苦い思いばかりした印象の方が、正直、強いですね。
でも、有馬記念の空気感はたまらないんですよ。「馬券を当てて年を越したい」という雰囲気が充満して、こちらにも伝わってくる。別に馬券を当てなくても年は越せると思うけど…(笑い)。そういう悲壮感まで伝わってきます。
1周目、スタンド前の歓声はちゃんと聞こえてますよ。馬上にいながら「オオッ!」と思います。
今年は26~29日が騎乗停止。だから、23日が今年のラスト騎乗となります。平成最後の有馬記念をたっぷり楽しみますよ。そして、一足お先に正月休暇に入らせていただきます(苦笑)。(JRA騎手)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00000009-spnannex-horse
オジュウチョウサン物語がやってるはず
一度は競走馬として駄目かと思われて、別の道を求めて障害入りしても初戦は大敗して(最下位の14着)、そこから障害の最強馬になり、また平地に戻ってきた。みんなの“夢”をかなえているんだね」
オジュウチョウサンは障害レースの最高峰、中山グランドジャンプと中山大障害の各2勝を含む障害重賞で9連勝を成し遂げた。
ジャンプ界の絶対王者は今年5月、オーナーの意向で平地挑戦が決定。武豊騎手が鞍上に指名され、7月の開成山特別、11月の南武特別を連勝する。
障害と合わせて11連勝として、ファン投票3位で有馬記念の出走権を手にした。陣営からのラブコールに再び武豊騎手が応え、コンビ継続が決まった。
名手をもその気にさせた二刀流のドラマ。
GIの厳しさを誰よりも知る分、強気な言葉を並べ立てたりはしないが、白旗をあげるつもりもない。
「前走の軽い芝での走りが良かったし、乗っていても体がすごく柔らかくて障害馬っぽい感じは全然しない。
さすがに厳しいとも思うけど、見せ場はつくりたい。夢があって、面白いじゃないですか」
障害レースでレコードを連発するなど、スタミナは豊富。父ステイゴールドはドリームジャーニー(2009年)、オルフェーヴル(11、13年)、ゴールドシップ(12年)のグランプリホースを出しており、産駒は中山競馬場を得意とするタイプが多い。名手が持ち味を存分に生かし切ればチャンスはあるはずだ。
最初のグランプリ優勝は「勝つと思わなかった」という1990年のオグリキャップ。
2006年には「自信があり過ぎて緊張しなかった」ディープインパクトで鮮やかに決め、昨年はキタサンブラックでまつりに酔いしれた。年の瀬を彩ったレジェンドが、10週にもわたる外国人騎手のGI勝利の連鎖を断ち切り、異色のパートナーと平成有馬の大団円を迎える。 (内海裕介)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00000515-sanspo-horse
走りでいえば、ステイゴールド産駒らしい体の柔らかさ。
首の低いフォームで、本当に障害を走っていたの?と思ってしまいます。ただ、最大の魅力は底辺からはい上がった反骨精神と、新たなステージへのチャレンジ精神でしょう。何せ平地でデビューして11、8着。
1年の休養を経て、障害に転向後もすぐに素質が開花したわけじゃない。それが障害界では無敵の王者まで上り詰めて、その座に甘んじることなく、平地に再転向。
そこでも2連勝して、ついに有馬記念へ。まるで漫画みたいなストーリーじゃないですか。
今回は乗りたい馬が他にもいました(主戦のクリンチャー、マカヒキ)。ただ、体は一つしかない。悩みに悩みました。
最終的に心が動いたのはファンの“声”。投票3位の事実は重い。そう考えて決断しました。
レースのイメージですか?ジャパンCのアーモンドアイの勝ち時計(2分20秒6=東京芝2400メートル)とオジュウチョウサンの前走(2分25秒0=同)を単純に比較すると、5秒も違う。競馬界ではよく1秒=6馬身(14・4メートル)と言われるから、仮にアーモンドアイと対戦したら、約30馬身も遅れてオジュウチョウサンがゴールすることになる…。
どんなレースができるか、正直、まだイメージできないですね。ただ、どうすれば見せ場を演出できるか、は必死に考えています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181217-00000008-spnannex-horse
武さんて本当に競馬好きだなw
武自信も勝てるとは一ミリも思ってないよな、まぁ当たり前か
種牡馬価値をちゃんと考えてくれてる
生粋の競馬ファンだからこの人は
ステイの事もドラマの様な馬だったと話してたことがある
熊に遠慮して、あまりステイの事を語らなかったけど、やっぱりステイの特徴と似通わせてるとこ見ると嬉しい
海外はキツイで
批判されてもブレない馬愛し過ぎてるオーナー
これは応援するしかない
見に行くわ
宝塚記念より春天に出て欲しいな。
応援するわ
これはオグリの時と同じだね
ステイの血と武豊
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凄い武豊騎手はやっぱり凄いな
なんか泣けてきた
でもこんな世の中それでいい
それでもファンは走るだけで喜ぶからいい
そういう奇跡が1ミリはある
ただ、オジュウは7歳馬だけにビミョーじゃない?
オルフェやゴルシは5歳までだったし
中山巧者だったその名もナカヤマナイトも有馬ではいいとこ無しだったから。
いや、オジュウが勝てるとはみんな思ってないでしょ
それでもこういうオーナーさんは応援したくなるねというお話で
武だってファンの声に推されたら選ぶの分かってたんやし
石神可哀想やん
可哀想と同情されるのは、三流騎手と言われてるのと同じだと田原が言ってた
世の中勝ち負けだけじゃない
応援するわ
長山オーナーだったのかもしれないなぁ…
あのフィーバーっぷりと大歓声はオーナーも武豊も気分いいだろう
おかげで史上最低の有馬記念は回避できた
話題では
やっぱり競馬は夢とロマンだよ
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